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コードメトリックスの表示方法 |
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コードメトリックスは、ソースコードの複雑さなどを数値で表示するツールである。
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コードメトリックスの表示方法 |
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コードメトリックスによる分析を行うには、以下の手順で操作する。
1.ソリューションを開いた状態で、メニューの[表示]-[その他のウィンドウ]-[コード メトリックスの結果]を選択。
2.開発環境下側に[コードメトリックスの結果]画面が表示されるので、そのツールバーの一番左[ソリューションのコードメトリックスを計算]ボタンを押下する。
3.コードメトリックスの計算結果が表示される。
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コードメトリックスの結果 |
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コードメトリックスの結果には以下の5つが表示される。
項目 | 説明 | 注意値(※) |
保守容易性インデックス | 0〜100の範囲で表示され、100に近いほどよい。 | 20以下 |
サイクロマティック複雑度 | ifなどの分岐数+1が表示される。分岐が多いとテストパスが多くなり保守が大変になるので、不要なifがないか見直す。 分岐数といいつつforeachは2が加算されているあたり、分岐方法で加重がある模様。 | 25以上 |
継承の深さ | C#の継承を行った回数が表示される。継承を重ねるとコードの可読性が低下するので、見直す。 なおWindowsフォームは、何もしなくても7回の継承をしているようだ。.Net標準のクラスを継承する場合、注意が必要。 | 5以上 |
クラス結合度 | クラスやメソッド間の依存度。値が高い場合再利用性が悪い設計なので見直す。 | クラスは80以上、 メソッドは30以上 |
コード行 | メソッドのシグネチャなどを除くコードステップ数。いわゆるコードステップ数とは異なるので注意。 | なし |
※Team Foundationでのデフォルトの警告値を引用。
ソースコードが複雑そうだと判断されれば、一度見直しをかけてみるのがよいだろう。
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