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マルタへ
マルタ(Malta)はロードス島から渡ってきたマルタ騎士団(ロードス騎士団、もしくは聖ヨハネ騎士団)や、地中海文明の起こりといわれる古代遺跡で名高い。

マルタに行くにはカターニア(Catania)やローマ(イタリア語でRoma、英語でRome)から飛行機で行くのが普通なのだろうが、せっかくなので船で地中海を眺めながら行きたいという気持ちもある。そこで利用できるのがカターニアとポッツァーロ(Pozzallo)の港なのだが、カターニア便はどうも便数がいまいち少なく、利用しにくい。そこでポッツァーロの港に頼ることになる。(参考:Virtu Ferries)
ちなみにジェノバ(イタリア語でGenova、英語でGenoa)やサレルノ(Salerno)からもフェリーがあるが、週一便なのと、あとやたら時間がかかるので、旅程に余裕がある方はどうぞ。
たどり着き方
ポッツァーロ(Pozzallo)は「地球の歩き方」に町の説明どころか地図上にその位置もかかれていないので、たどり着くのに自力で調べなければならない。
ポッツァーロへ向かう拠点となる町はシラクサ(イタリア語でSiracusa、英語でSyracuse)で、ポッツァーロまでは鉄道またはバスを使うことができる。


列車(treno)を使う場合、町の北側にたどり着く。ダイヤはTrenitaliaのページを参照。1〜3時間に一本走っている。ローカル路線で片道1時間ほど。値段はホームページ参照。
長距離バス(pullman)を使う場合、町の中心にたどり着く。プルマンの頻度は不明だが、電車より多いことは確かだ。所用1.5〜2時間ほど。チケットは片道4.7ユーロ。プルマンはシラクサ以外からも多数でている。


いずれの手段を使うにしろ重要なのは、到着してから港(porto)まで遠いということだ。港は町の南西のはずれにある。
駅またはバス停からはおそらくタクシーを使うか、歩くしかない。
歩く場合、プルマンのバス停から片道およそ40分ほど。駅からだと1時間弱くらいだと予想される。道を間違えても、ポッツァーロの町は道が碁盤目状に走っているので、回復は容易である。
とはいえ、2.5〜3kmといえばもはや歩く距離ではないので、タクシーを使うのが利口のような気がする。

ポッツァーロ駅とバス停周辺の拡大図は以下。バス停は、実はほかにもあるかもしれない。


※BOSS_到達:2006年8月
到達時の感想
私は実はマルタに到着していない。
シラクサからの始発の列車では朝のフェリーの一時間前に到着するのに不安があったため、ポッツァーロに宿を取ろうとした。が、バカンスシーズンで宿がとれず、モディカ(Modica)に宿を取った。シラクサ方面への列車の方がラグーサ方面への列車より始発が早かったので、モディカからなら朝早く到着できると思ったからである。

そして、寝過ごした。

タクシーでモディカからポッツァーロの港まで急いだが、1時間前に到着しないとフェリーの予約はキャンセルされてしまう。チケットもすべて売れ切れで、私はついにマルタに渡れなかった。


バス停〜港の徒歩時間は、その後に測ったものである。港にいてもどうしようもなかったので、とりあえず町方面に歩いたのだが、列車までは時間があったので町中心部で通行人を捕まえてプルマンのチケット売り場を教えてもらい(バス停近くのバール:Bar)、シラクサまでプルマンに乗り込んだ。
プルマンは列車に比べてやたら時間がかかった。というのも、途中にあるノート渓谷の町々は細い坂道が多く、その中に入り込んでいちいち客を拾っていくので一つ町を抜けるのにやたら時間がかかるのだ。

痛恨の失敗だった。港の場所などの目算は誤っていなかったのだが…。
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