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天狗城(てんぐんじょう)
天応のシンボル的存在の山である。この天狗城だけほかの山と連ならず、一つだけそびえ立つ形で立っている。頂上付近にはむき出しの岩が顔を見せている。
地図上「天狗城山」と記述されているが、天応の人間はこの山を天狗城と呼び、天狗城山とは呼ばない。


城という名前が付いていることからわかるように、戦国時代には野間氏の砦があった場所であった。
今では広島百山の一つに数えられ、呉広島道路(クレアライン)料金所横の登山口から登山好きの人たちが登っているという話である。


しかし私にとって、登山口付近のむき出しの山肌が痛々しい。1990年代、天応の町の中央に呉広島道路(クレアライン)が建設されるに当たり、天狗城の麓は切り崩された。工事中は天狗城の方から連日ダイナマイトの音が聞こえてきたものである。
なお、天狗城の登山道は大きな岩がむき出しになったコースで、歩いてあがるというよりよじ登るという表現がふさわしいところである。片道標準50分。健脚な人なら登り35分、下り25分ほど。

参考リンク:E-やま.net
公式案内サイト:天応名所案内
深山の滝(みやまのたき)
天応を流れる大屋川の源流に当たる滝である。実は昭和地区に存在し、姫摺の滝とも呼ばれるが、天応の人間はみんなこれが天応のものだと思っている。


深山の滝への入り口は天応〜焼山線の途中にある。そこからは細い道を歩いて7〜8分ほどで、深山の滝にたどり着く。


大屋川が呉市随一の清流であるように、深山の滝を流れる水も大変きれいである。私の子供の頃はこの滝から竹を半分に割った溝を渡し、そこにそうめんを流してそうめん流しを行ったものだが、今ではどうなのだろうか。


2008年1月現在、深山の滝付近の道はきれいに再整備され、滝壺の脇の階段から上段の滝にもあがれるようになっているようである。

くれナビ内の紹介ページ:深山の滝
公式案内サイト:天応名所案内
呉ポートピアパーク
時々イベントが開催される公園である。呉ポートピア駅の目の前にある。


一言で言えば呉ポートピアランドという遊園地の後身である。しかしこの跡地を使って江田島行きフェリーを運航するなど、悪くない方向で運営されているかなあ、と思える。

公式サイト:呉ポートピアパーク
関連リンク:切串−天応航路(フェリー)
呉ポートピア駅
呉ポートピアランドという遊園地とともに開業し、今では呉ポートピアパークに直結する駅である。天狗城の登山口へも最寄りの駅である。


呉ポートピアランド開業当時はみどりの窓口があったが、呉ポートピアランド廃園に伴い、駅のみどりの窓口も廃止になった。今では駅員も昼間しかいない有様である。
天応伝十原地区の住民は、ポートピアランドの存続するしないにかかわらず、この駅ができることにより大変恩恵を被ったといわれている。
天応駅(てんのうえき)
呉ポートピア駅ができる前は、天応地区で唯一の鉄道駅であった。


天応駅といいながら、天応地区の南のはずれにある。中心部からこの駅に行こうと思うと、天応山を一つ越えなければならない。今では呉ポートピア駅ができたため、天応町の北寄りに住んでいる人は呉ポートピア駅を利用するようになった。
呉線複線工事跡(くれせんふくせんこうじあと)
天応駅を広島方面にでてすぐ、天応山を貫くトンネルに出くわす。しかし呉線が単線電化であるにもかかわらずトンネルがなぜか2本ある。これは戦時中に呉が軍港として栄えた際に、呉線を複線化する計画があり、そのとき作成されたトンネルなのである。


現在では2本目のトンネルは使用されず、立ち入り禁止になっている。もちろん中に入るのを止める人はいないが、何しろ中が暗いので、子供の時分でもとても立ち入る気にならなかった。

複線工事の跡が見つかる箇所はこのほかにもある。呉ポートピア駅の近く(天応駅寄り)のあたりにも不必要に広い用地がみられるのだが、これは複線工事に備えた用地確保の跡である。しかしもう一本の線路のための土地は近くの住民により占拠され、畑と化している模様である。まあ10年占拠すれば自分の土地になるというお国柄なので、とっくに土地の所有権が移っているかもしれない。



※2010年5月現在、セーラー万年筆横の踏切〜呉ポートピア駅までの細長い敷地は、すべて柵で仕切られ、立ち入り禁止になった。畑もなくなった模様。
※2011年1月現在、柵で仕切られていない場所に、畑が復活した。なかなかしぶとい。

※2012年1月現在、今まで封鎖されていた天応駅そばの第二トンネルは、倉庫として再利用されていた。


烏帽子岩山(えぼしいわやま)
ロッククライミングで有名な岩山である。天応駅からよく見える。



残念ながら私にとってあまり親しみのない山である。天応より、天応外の人に有名な山なのではないだろうか。

参考リンク:E-やま.net
公式案内サイト:天応名所案内
牡蠣筏(かきいかだ)
牡蠣を養殖するための筏である。小屋浦駅からかるが浜駅にかけて、沿線の海にまんべんなく浮かんでいる。



海に筏が浮かんでいるのが普通ではないと気づいたのは、私が東京で一人暮らしを始めた後であった。今になってみるとこの筏が広島名産の牡蠣を支えているのだと理解できる。
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